涙が愛しさに変わるまで




ぎゃーぎゃー言い合いながら学校へ走った。

毎日こんな馬鹿なことをしながら学校へ行く。


しかし、私にとってこれは幸せなのだ。





修が好きやから。





物心がついたときから隣にいたのは修だった。



今でも覚えてる。


幼稚園の頃、小さなことで泣いてた。

『やぁだぁーーっ!!!』

『ごめんなさい、真依ちゃん。真依ちゃんのって知らんかったんやぁ……。』