涙が愛しさに変わるまで




それに、彼女じゃないから妬いたって意味が無い。



勇樹君は修のところへ行ってしまった。

それとほぼ同時に、愛子が帰って来た。



「勇樹の好きな人って知ってる?」


顔が合った瞬間、いきなり愛子が尋ねてきた。

「知らんよ。何で?」


上手く演技できたかな。

そんなの聞かれたって『愛子だよ』なんて言えない!


「そっか……。幼なじみなんやからさ、教えてくれたって良くない?何回聞いても、『居らへん』って言うんやで?」


「愛子、気になるん?」