涙が愛しさに変わるまで




「すいませーんっ!」

そう言って手を軽く挙げたのは、元彼女さん。


お客さんに呼ばれたのだから行くしかない。

「はいっ!」



短い返事を返し、元彼女さんの所へ急いだ。


「生ビールもう1つと、唐揚げと……」

綺麗な人だな。


まつ毛も長くて、瞳には少し茶色が混ざってる。

美白に笑顔がよく似合う綺麗な顔立ち。


優しいオーラが満開だった。


「そだっ!!楠凪 千夏さんってここに居るよね?」



少し低音な声で言う元彼女さんに背筋が凍った。