モテ彼×ブキヨウ彼女




「凪ちゃん…本当に大丈夫かな?」


「当たり前でしょ?
あたしが保証する!」


ただ今の時刻は午前8時。

あたしは、相変わらず自信満々の凪ちゃんと共に、最終チェックをしていた。


この1週間で、凪ちゃんに教わった通り、
濃いめのメイクに髪はアップ。


服装も凪ちゃんセレクトの胸元の開いたミニワンピにカーディガンを羽織り、
大人っぽい感じに仕上げた。


あとは、肝心の作戦なんだけど…

実はそれがいちばん心配。



「いい、円香?
試合が終わった後がチャンスだからね?

今日の相手は弱小らしいから、神崎君たちが勝つのはほぼ確実。

試合が終わったら、真っ先に駆け寄って褒め倒し!
ボディータッチを忘れずに。

その姿で、そんなことされたら…ムフフ…」


「……」


…どうやら、凪ちゃんは勝手に妄想タイムに入ったらしい。


完璧な計画だと本人は言ってるけど、

本当に上手くいくのかな…?


なんかあたし…絶対ミスしそう…。


あたしは凪ちゃんの計画を忘れないように、何度も内容を繰り返した。



でも…その時、あることに気が付いたんだ。