モテ彼×ブキヨウ彼女



あたしは適当な所で「はぁ」「へぇ」と相槌を打つ。


顔は自分でも分かるくらいひきつったまま……。


それでも小春ちゃんの勢いは止まらなくて。



「大二郎、本当に円香ちゃんのことが好きよ。

急にあなたに会えなくなって、分かりやすいくらい落ち込んでた。
情けないことに、食事も喉を通らないくらい……」


ふとベッドにいる神崎君に目をやると、真っ赤になって俯いている。


「余計なこと言うなよな……」なんてブツブツ言いながら。


その様子を見ていたら、なんだか凄く神崎君が愛しくなって。
同時にますます自分の勘違いが恥ずかしくなる。


謝らなきゃ……だよね?


そう思い、あたしが口を開きかけた時……



「それにね、この間も円香ちゃんにプレ……」

「母さんっ!!」


小春ちゃんの言葉を、神崎君が遮った。