モテ彼×ブキヨウ彼女



突然開いたカーテン。
そして、そこから顔を覗かせた人物とパチッっと目が合った。


それは間違いなく神崎君と一緒にいた女の人で。


パッチリ二重で透き通るような瞳。


キレイすぎる……。


あたしが男だったら確実に惚れるな、うん。




……って!!
見とれてる場合じゃない。



「あ……えっと……」


まさか気付かれていたとは思っていなかったあたしは、目をキョロキョロさせてしとろもどろ。


よく分からない汗まで流れ始めた。


「えっと……その……」


不思議そうな顔を浮かべる女性の前で、焦りばかりが募る。


――どうしよう。
何て言えばいい……?



そんな時、ちょうど死角になっている彼女の後方から神崎君の声が響いた。




「小春ちゃん、誰――…?」