モテ彼×ブキヨウ彼女



…………今、何て??


彼女から急にシカトされた?

食事も睡眠もとれてない?


頭の中でそれらの言葉をひとつに繋げるのに、どのくらい時間を要したか分からない。


「……えぇっ!?」


それって、あたしのこと――…?

あたしのせいで、神崎君は……。


でも、元はと言えば神崎君が女の子と会ってたからだし、小春ちゃんと電話で話してたのも見たし……。


ダメだ。
訳が分からなくなって来た。


あたしは、風太君の肩をガシッと掴み、前後に揺さぶる。



「風太君!
小春ちゃんって知ってる?」

「へっ!?
ってか円香ちゃん、ぐるじい……」


あたしは、今までのことを風太君に説明した。


デートキャンセルのことも、小春ちゃんのことも、神崎君と会わなくなった理由も全て――…。


聞き終わった風太君はハァっとため息をつきながら言ったんだ。



「……何を勘違いしてるのか知らないけど。

とにかくさ。話しておいでよ、大二郎と」


その言葉を聞いた瞬間、あたしは大きく頷いて走り出した。