モテ彼×ブキヨウ彼女



でも。


会わなくなっても何も変わらなかった。


だって、あたしの頭の中はやっぱり神崎君でいっぱいで。


いつも時計を見ながら考えてるんだ。


神崎君、もう家を出たかな?

電車に乗ったかな?

学校に着いたかな?

今、何の授業なんだろう?

昼食ちゃんと摂った?

部活頑張ってる……?




ねぇ、神崎君……。

会いたいよ。
声が聴きたいよ――。



今更ながら思い知らされる。


あたしは、神崎君のことが大好きだって。


いつの間にこんなに好きになってたんだろう?


この‘好き’は……
どこまで大きくなるんだろう……?



想いが大きい分だけ、不安も大きくなる。


あたしは出ることができるのかな?


この不安でいっぱいの渦の中から――……。