モテ彼×ブキヨウ彼女



昨日――。

落ち込んでいるあたしに凪ちゃんは言った。


「とにかくハッキリさせた方がいい。

溜め込んでいたら、円香が疲れちゃうよ」って……。


確かに聞いてしまえば楽になるのかも知れない。


だけど、怖いんだ。



『答え』が出るのが――……。


神崎君に恋をするまでは知らなかった。


弱い……自分……。





「……円香?」


いつの間にか、電話を終えた神崎君があたしの顔を心配そうに覗き込んでいた。


その優しい瞳に涙が出そうになる。


信じたい。でも信じられない。

それなのに、自分が傷付くのが怖くて前に進めない――。


こんなあたしを知ったら、神崎君はどう思う?


好きじゃなくなっちゃうかな?


それとも……


もう――?