「あなたが入れる紅茶は本当に美味しいんです。たぶんフィードバックプログラムが非常に優秀なせいでしょう。お屋敷にお勤めの間、毎日紅茶を入れ、その結果を蓄積してフィードバックされてきたからだと思いますよ」
そう言われてみると、紅茶の入れ方についてはよく思い出せた。その他の家事のこと……例えば、食器の良し悪しや、掃除の仕方についてもハッキリと思い出せる。
坊ちゃんに何度も読んで聞かせた物語のひとつひとつ、歌った子守唄のメロディー、家人の食べ物の好みについても、問題なく記憶媒体から読み出す事が出来た。
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