この間見た、悠馬くんの背中の傷って、そのときの傷？

当麻くんの元カノがそんなことを……。

もしかして、爆弾処理ってヤツを当麻くんが悠馬くんに頼んでたってことになるよね。

だから当麻くんは、責任感じて悠馬くんをウチに置いて、

爆弾処理をやめさせようとしてるのかな。




「悠馬くん、待って。あんな依頼、受けちゃダメだよ」

「あんな依頼って。わかってんのかよ」

「知ってる。爆弾処理やってたって……聞いた」

「マジ？ 当麻先輩にかよ……」

悠馬くんは明らかにガッカリした顔で、振り向いた。




「違うの。１年生の坂本くんってコから、たまたま……」

「あぁ……アイツか。だからこないだ、オレの傷跡に触れてこよーとしたんだ」

「それは違うけど。とにかく、受けちゃダメだよ？」

「止めんだ？ 住む所見つかったら、アンタの思い通り、ウチ出てくんだぜ？」

そうだけど……。

でも、そしたら当麻くんが……。