焼け落ちた家。 真っ黒の柱。 そして、そこにはおじちゃんもおばちゃんもいなかった。 いたのは、冷たくなった2人だった。 「・・・・・・」 「お嬢ちゃん・・・ごめんな・・・」 さっきの消防士の人が謝ってきた。 謝らないでよ。 おじちゃんや、おばちゃんが帰ってくるわけでもないのに。 ―――――――――