「夢羽!!あそこから逃げなさい!!!」



「おじちゃん、おばちゃんは?!」



「いいからっ!!!!」



「やだっ・・・やだよっ!!」



「すぐに行くから!!夢羽は先に行ってなさい」





そんな事を、小1の私は信じてしまった。



おじちゃんが私の背中を押して隙間を通らせた。



向こうには消防士の人が2人いた。





「おじちゃんとおばちゃんがぁぁぁ!!!」



「大丈夫!!絶対に助けるよ!」





そこからの記憶は曖昧。

結びつく地点は消火後。