放課後になると真優はいきなり

あたしの手を引っ張って歩き出した。

「ちょッ・・真優?」

「事務室行くよー!」

あたしは何がなんだか分からず

とりあえずついていった。


「じゃあ、ここに名前とクラスを記入して顧問の先生に渡してね」

と事務のお姉さんに言われ、

真優は何かをせっせと書いている。


「ほらッ!亜湖も!」

「へ?あたし?」

「マネージャーするんじゃないの?」

「あぁ!するする!!」


状況がやっと把握できたあたしは

真優と同じように用紙に記入した。