「で、今日は休みだけど何かする?」 久々の休みなので何をしていいか、正直分からない。 特に、『恋人』のいる休日なんて何年ぶりなんだろう? 「初めてお互いの休日が重なりましたもんね」 龍ちゃんはしみじみと呟いた。 「しみじみしてるとこ悪いけど、とりあえず…」 「とりあえず?」 僕は歩いて冷蔵庫の前まで行く。 そして、ノブに手をかけて、冷蔵庫を開ける。 「買い物に行こうか」 今日の朝ご飯分で冷蔵庫の買い置きがなくなったんだ。