「だから急いで食べる」

僕は龍ちゃんが用意してくれた朝ご飯を掻き込んだ。

「ああ!無理しなくて大丈夫ですよ!?」

「そうだよ!パパ」

いや、そういう訳には・・・ね?

「ひゃんほはへるお(ちゃんと食べるよ)」

「急かしたつもりはなかったんですよ?ゆっくり食べて下さい」

だから、そういう訳にはいかないんだよね。

僕はムキになってしまっていた。

「みょうたべおわりゅよ(もう食べ終わるよ)」

口をもきゅもきゅしながら僕は言ったが、龍ちゃんには聞き取れていなかった。

だって、僕が言葉を放った後にこっ恥ずかしいことを口にした。