「龍ちゃん、ありがとう」 一応だ。 お礼は大切だろう。 そう思って僕は龍ちゃんにお礼を言った。 すると龍ちゃんの動きが数秒間止まった。 「・・・どうしたの?龍ちゃん」 「広次さんがタメ口で俺に話しかけてくれた広次さんが敬語を使わなかった」 龍ちゃんはどうやらそんなコトを言った。 「今まで敬語だったっけ?」 なんかソフトにタメ口が出る。 こんなの、大地と伊織ちゃんにしかなかったコトだ。 「変なの・・・」 僕は思わず呟いてしまった。