約束通り、僕達は結婚した。 ささやかだったけど式も開いた。 親族しかいない、質素なものだったけど伊織ちゃんは喜んでいた。 そんな伊織ちゃんを見て、僕も嬉しかった。 結婚して二年後、伊織ちゃんは妊娠した。 お医者さんには子供を産むのは身体がもたないと言って反対された。 それでも伊織ちゃんは産んだ。 大地を。 僕達の子供を。 そのまた二年後、伊織ちゃんは帰らぬ人となった。