『・・・・・・になった?』 伊織ちゃんの言葉が聞き取れなかった。 『へ?』 僕は素直に聞き返す。 『・・・嫌いになったでしょ?』 伊織ちゃんは確かにそういった。 『は?何言ってるの、伊織ちゃん!』 『病気で死んじゃう身体の私を嫌いになったでしょ!?』 伊織ちゃんは叫んだ。 ありったけの声で。 そんな伊織ちゃんを僕は抱きしめた。