「私は竜宮と言います!どうぞ、よろしくお願いします!」 元気な人だ。 ・・・・・・。 ついでだし、聞いておきたいことがもう一つ。 「竜宮先生じゃない方の名前、分かりますか?」 竜宮先生は分かりますよぉ、と快く教えてくれた。 「寺岡先生ですよ、寺岡。」 寺岡。 「寺岡」何だ? まぁ、竜宮先生に聞くのは苗字ぐらいでいいか。 「ありがとうございました」 といって、僕は大地の手を握り、帰路へついた。