車に乗る際に李紗があたしに小さな箱と手紙が入った紙袋を差し出した。
「これ…」
「何これ?」
あたしは李紗からその紙袋を受け取った。
「あとで見てね」
そう言って李紗は車のドアを閉めた。
あたしは急いで車の窓を開けた。
「李紗、ありがとっ」
その言葉と共に車は発進した。
「元気でねー!バイバーイ!!」
李紗の声が遠くなる。
あたしは李紗が見えなくなるまで精一杯手を振った。
お別れが悲しくて涙がたくさん溢れ出した。
あたしの涙は風に吹かれどこかに消えてしまった。
李紗が見えなくなりあたしは車の座席に座った。
流れた涙は溢れ出すばかりで一行に止まろうとしない。
だからあたしはこれ以上涙がこぼれ落ちないように上を向いた。
その時偶然にも空には虹がかかっていた。
涙で滲んだ視界の虹はキラキラ輝いていてとても幻想的で綺麗だった。
さよなら、ありがとう…
気持ちが落ち着いたあたしは別れ際にもらった紙袋に手を伸ばした。
中にはピンクのリボンが結んである赤い箱と外国人の女の子がプリントされている手紙が入っていた。
あたしは最初に赤い箱を取り出した。
リボンをほどき箱を開ける。
そこにあったのは赤い腕時計だった。
「可愛い…」
その時計はあたしが李紗と買い物に行った時欲しいと言っていた時計だった。
「李紗、覚えてくれてたんだ…」
嬉しくてまた涙が溢れ出た。
涙を拭い次に手紙を開いた。
手紙は3枚入っていた。
「これ…」
「何これ?」
あたしは李紗からその紙袋を受け取った。
「あとで見てね」
そう言って李紗は車のドアを閉めた。
あたしは急いで車の窓を開けた。
「李紗、ありがとっ」
その言葉と共に車は発進した。
「元気でねー!バイバーイ!!」
李紗の声が遠くなる。
あたしは李紗が見えなくなるまで精一杯手を振った。
お別れが悲しくて涙がたくさん溢れ出した。
あたしの涙は風に吹かれどこかに消えてしまった。
李紗が見えなくなりあたしは車の座席に座った。
流れた涙は溢れ出すばかりで一行に止まろうとしない。
だからあたしはこれ以上涙がこぼれ落ちないように上を向いた。
その時偶然にも空には虹がかかっていた。
涙で滲んだ視界の虹はキラキラ輝いていてとても幻想的で綺麗だった。
さよなら、ありがとう…
気持ちが落ち着いたあたしは別れ際にもらった紙袋に手を伸ばした。
中にはピンクのリボンが結んである赤い箱と外国人の女の子がプリントされている手紙が入っていた。
あたしは最初に赤い箱を取り出した。
リボンをほどき箱を開ける。
そこにあったのは赤い腕時計だった。
「可愛い…」
その時計はあたしが李紗と買い物に行った時欲しいと言っていた時計だった。
「李紗、覚えてくれてたんだ…」
嬉しくてまた涙が溢れ出た。
涙を拭い次に手紙を開いた。
手紙は3枚入っていた。