あ…ヤバい…

つい言っちゃった…


「嬉し涙!?何でだよ!?」


「いや…諸事情ありまして…」


「ふうん?

………あのさ、言いにくいんだけど…」


「はい?」


「隼人君のとこに…今夜新しい命送るから…」


「え…ええ!?な、何でですか!?」


「いや、願われたから。」

まぁそうですよね。


「その命が誕生するのはいつですか…?」


「えーっと、来年の六月十二日。何、雨にでもするの?」


「違います!!天気雨にするんです!!」



隼人君の記念日となる日には、私が泣き、天気雨にいたしましょう。


私はチラッと子宝神を見て

「隼人君のための悲しい涙にはならないかも…

子宝神に向ける嬉し涙かもな…」

と予想をたてた。


果たしてこの予想は当たるのか?


それは、大神様しかわからない、そう遠くない未来の予想…。




*おわり*