僕の五感が
現実を捉える

それが何の役に立たないとしても

暖かいとか冷たいとか
寒いとか暑いとか
美味しいとか不味いとか

腹が満たされていればそれで十分だろう

僕の心臓が
ドクドクと脈打つ

誰もその存在を気に留めないとしても

悲しいとか嬉しいとか
楽しいとかつまらないとか
憎むとか愛でるとか

そんなこと考える前に息をしろ

おまえは生きている
先ずはそのことだけを考えろ