「え、ちょっ……」
「帰ろーぜ」
戸惑いながらも、差し出された手を握った。
…………さっきと違う。
なんかあつい。変な汗出る。
――――何だろあたし、
意識してる?
別れ際、咲はあたしの頭に手を置いて「おやすみ」と言って自分の家に帰った。
そのあと咲はあたしの部屋には来なかった。
あたしはと言うと、何も手につかなくて放心状態だった。
それでもお風呂に行こうと部屋を出たら、おにぃがいて、
「口から魂出てんぞ」
と真顔で言われた。
「あのねおにぃ、咲がね……好きだって……」
「…………。誰を?」
「あたしを……」
「ああ、なんだよビビった俺をかと思った」
……ん??おにぃドウシタ。←
「あたしどうしたらいいかわかんなくて……」
「は~~~。ったく、お前ら進展遅すぎだろ。もう知らね」
ため息をつかれた。
そんでもって呆られたらしい。
「……だから俺にしとけって言ったのに」
この状況で言われてもイマイチ萌えられない。
てゆーか冗談に聞こえないところが怖い。
「もうあたしお風呂入るから……」

