「ゆうゆ」
「ん?どしたの咲」
あたしより少し背の高い咲にまっすぐ見られる。
首をかしげたあたしは咲のほうに体を向けた。
なんだか目が反らせなかった。
暗くてよく見えないけど、
咲はあたしをじっと見て
安心したように微笑して
それからうつむいて
少し赤くなって……
近づいて来たかと思えば、
ぎゅっと抱き締められた。
最近こういうの多くない?
ゆうゆって呼ぶし……。
「咲……?」
「マジでわかんねーの?」
「え……」
あれ……珍しいな……。
咲の心臓の音が聞こえる。
あたしより数倍速い鼓動。
あたしに触れる咲の手が、体が、熱い。
「好きなんだよ」

