ねぇ、咲……そんなこと言わないでよ。
無理してるの、見え見えだよ。
何て返したらいいかわからなくて、なんとなく押し入れに目をやると、奥に探していた浴衣が見えた。
去年買ってもらった、ピンク地に桜模様の浴衣。
あたしはそれを手に、
「浴衣、着てくるね」
一人じゃ着れないし?と付け足して笑ってみせた。
「あ?おい、結局――」
「咲と行く。……待ってて!」
リビングに行ったら、マミーが察してくれてすぐ浴衣を着せてくれた。
咲と行くってことはもはや暗黙の了解だと思う。
「てってれー!!」
と叫びながら部屋に飛び込んだ。
「おおぅ………………//」
咲は毎年こんな反応だ。
「もっと何かないの~?感想は?」
「えろい」
「はい?」
「なぁ、浴衣の下ってがちで何もつけねーの?」
……なんとなく息が荒いですよ咲くん。
「よーし行こっか!」
「えええ答えろよおおおぉ」←

