ほんの、一瞬の出来事。
床に寝たままのあたしに、咲は手を差し出した。
その手を握ると、グイッと起こされて…………、
少しだけ、触れた唇。
うえぇえぇぇええ!!??
ドウシテコウナッタ……!
…………さりげなく、もう片方の手であたしの頭を固定してるし。
咲はあたしをじっと見つめて、
あたしも咲を見つめ返した(軽く放心状態で
「ごめん、嫌だった?」
って優しい言葉。
咲は少し寂しそうな顔で笑った。
あたし……嫌だった?
自分に問いかけてみる。
心臓が、なんかうるさい。
これって……!?
「………………ねぇ、なんでちゅーしたの?」
「……したかったから」
「どうゆうこと!?」
「そのまんまだよバカ!」←やけ
でも、
「咲……なんでそんな寂しそうな顔するの」
「わりぃ、…………でもお前俺のじゃねえし」
下を向いて、ボソボソ言うその声は聞き取れなかった。
「……咲」
あたしは咲の髪をくしゃっとなでた。
「は!?おい、何だよ……!//」

