なんかちょっと、ドキドキする。 「もう一個……?いいけど、」 何が欲しいの? その言葉も出せなかった。 だって、 「――――……っ」 咲が悲しい顔をしたから。 「咲……?なんでそんな顔――」 「あーやっぱムリだわ!」 そう言ってあたしの上から退いた咲は、いつもの咲に戻ってた。 「……え!?」ちょ、 何だったの今の! と思いながらも内心ホッとしていた。 でもなんかまだ鼓動がいつもよりはやい。 「も、もうっ何なの咲――……んっ―……!?」