「ははっ」
一瞬目を丸くして、すぐにいつもの笑顔になる。
「……そうかもね?」
……え?“そうかもね”!?
ボソッとつぶやいた言葉にいろいろ妄想して、顔が真っ赤になる。
「――はい、できた」
患部を見ると、おおげさなくらいぐるぐる巻きにしてある包帯。
「ありがとう……」
「どういたしまして」
なんてさわやかな笑顔なんでしょう。
「なんか……あたしたち、保健室な運命なのかな?」
「え?」キョトンとした顔。
それもまた萌え。
「だって、あたしたちいつも会うと保健室に来る(笑)」
「たしかに(笑)」
話が途切れる。
おしゃべりなあたし、普段ならこんなこと絶対ないのに。
ふいに窓の外を見る。
喚声が遠く感じた。
「あ、佐々木さん、服」
「……服?」
「すごい汚れてる」
え?いやまぁそりゃあ転んだから……。
「これに着替えなよ、まだ始まったばっかだし」
保健室に置いてあった体操服を差し出した。
たしかに今は午前10時、これから午後の競技もある。
「じゃあ着替えようかな…………ん!?」
雪くんから受け取った体操着一式の下のほう。
これ、よくアニメで見る、
ブ、ブ、ブルマ!?!?
(パンツにしか見えなーい)
えええええ!!!!!!
雪くんはこれが何だかわかってあたしに?
まさかそういう趣味!?
あたしと合うじゃん☆てへ
「着ないの?」

