「まぁヨロシク!あ、今夜スタートの“キスまに”見逃すなよ!」
「あっちょっと待ってよ!」
あたしを無視して、あれ超期待作だかんな~と叫びながら消えてった。
「和泉君とゆうゆって、カレカノ?」
は?
ここでイミフな花音の発言。
「ありえないし。あたし二次元にしか興味ないもん。あいつもそうだし」
「にしては仲良いよね~。和泉君ゆうゆのこと“ゆう”って呼ぶし」
え?
そう呼ぶのは昔からそうだったからで……。
「あたしと咲は別になんもないよ」
「つまんないのーブーブー」
なんかブーイングされたよ。
「家近いんでしょ~?なんか萌えエピソードとかないの?」
お嬢さん、目がキラキラしてるよ。そしてなんだか楽しそう……。
「うーん……。あ、あいつベランダ飛び越えてあたしの部屋入ってくるよ」
「…………え?家近いって……隣同士!?萌えシチュ!」
なにそのもっと聞きたそうな顔。
「あとは……あいつ、たまにお風呂の窓からのぞいてくる」
「キャアアアアア!!」
ちょ、花音…………(笑)

