溺愛彼氏6:4


「お邪魔しまーす」

玄関先で靴をそろえて家に上がらせてもらう。

「いらっしゃい、結菜ちゃん」

キッチンからお母さんが出てきてくれたみたいだ。

「こんにちは、悠紀くんのお母さん」

私は会釈して悠紀くんと共に2階にある部屋にあがった。
階段を上がって右側の部屋。そこが悠紀くんの部屋になっている。

「さ、座って座って」

悠紀くんはパイン材の机の前に私を座らせた。

「お茶もってくるね」

そういって悠紀くんは慌ただしく階段をおりていった。

ふぅ、と一息ついて悠紀くんの部屋を見渡す。
いつ来ても綺麗な部屋だ。背表紙の高さできちんと揃えられた本。余分なものが出ていない机。

悠紀くんのきちんとした性格があらわれている。

やっぱり凄く素敵だな、悠紀くん。
なんて改めて感じさせられる。