「羽柴にパシリにされて、買ったんだけどね…嫌がらせのつもりでホットを買ったら押し付けられちゃったの」
私が説明すると、下を向いていた悠紀くんの頭はどんどん下に下がっていく。
「ゆ、…悠紀くん?」
顔を覗くと下を向いていた悠紀くんと目が合った。
ニコって笑ったかと思うと、そのまま唇を重ねられ…。
いつもと違って少し強引な悠紀くんの行動に戸惑いながらも私は目をつむる。
「結菜ちゃん、ごめんね。無理矢理…」
唇を離して私を見つめる悠紀くんの顔が辛そうに歪んで見えた。
「大丈夫だよ、私もごめんね」
羽柴と無自覚とはいえ、仲良くしてしまったこと、悠紀くんを悲しませてしまったこと。
いろいろな気持ちを込めて謝った。
「ううん、大丈夫」

