溺愛彼氏6:4


「母さーん、結菜ちゃん来たよー」

悠紀くんが玄関先で大きな声をだしてすぐに、悠紀くんのお母さんが顔を出した。

「結菜ちゃん、いらっしゃい!悠紀からね、クッキー好きって聞いたから美味しいの用意して待ってたの」

悠紀くんのお母さんがわざわざ私のためにそんなことをしてくれた、て聞いて正直に嬉しいと思った。

「ありがとうございます」

「さぁさ、入った入った!
悠紀、あとでクッキー取りにきなさいね」

うん、と返事をして二人で2階に上がる。いつもと変わらずきれいに整頓されている悠紀くんの部屋。

「じゃあ待っててね」

悠紀くんはすぐにクッキーを取りに行った。私は羽柴がくれたミルクティーの存在を思い出し、鞄から探し出した。
ミルクティーはもうすっかり冷えてしまっている。

ペットボトルの蓋を開けて一口飲んだ。冷めてしまったミルクティーは温かいそれよりも甘く感じれた。


…ミルクティーって悠紀くんみたいだな。

ふと一人でそんなことを思った。