切れ長の黒い瞳も私と同じように一番星をとらえていた。
私と同じように…。
「一番星だな」
私が口にする前に羽柴が口を動かして星を指した。
「うん…」
私と同じように星をとらえていたその横顔は、切なそうな影を落として、きれいだった。
「とかいうキャラでもないけどな」
ははっ
て笑いながら羽柴は私に笑顔を向けた。
「本当は別に空とか見ねーし。キャラじゃないし。
つーか腹減った。北沖早く歩けよ、駅着けなかったら帰れないんだから、俺餓死すんだろ」
…やっぱり 羽柴の横顔はきれいなんかじゃない。嫌な奴め。

