「送ってけないけど大丈夫?」 悠紀くんが心配そうに尋ねる。 「大丈夫だよ」 「じゃあ何かあったら電話してね」 「うん、お邪魔しました!」 私は玄関で靴を履くとそのまま悠紀くんに手を振って家をでた。 「またね」 て言う悠紀くんの声を聞きながら私もまたね、て言ってドアを閉める。 悠紀くんの家から自分の家までは20分。 その時間が好き。 歩きながら今日あったことを考えて、一人で笑ったり。 5月の空はまだ明るい。 「あれ?」