難しい恋は遠慮させてください

「そうだよ?」

私が当たり前のことをつぶやくと結菜ちゃんがにやぁっと笑った。

「…な、なんだよ?」

「いやー?お邪魔しちゃってごめんねぇ?」

そうゆうことかい!

「違うからね?」

結菜ちゃんはにやにやと笑って、私と伊島先輩を見た。

「どういうこと?」

先輩鈍感すぎっ!

「先輩はわからなくていいです!」

とりあえず、これ以上結菜ちゃんが変な誤解をする前にさっさっと帰ったほうがいいな。

「私、小此木結菜っていいます!」

「俺、伊島成田」

って、自己紹介始まっちゃってるし!?

「あーもーっ!先輩部室片付けましょうねー?」

私は伊島先輩を部室に押し込んだ。

先輩は意味がわからなそうな顔をして部室を片付けはじめた。

あー…ほんっとに鈍感だなー…

私はイライラしながら先輩を横目で見ると結菜ちゃんが一緒に部室を片付けていた。

「え、結菜ちゃん?いいよ手伝わなくてっ。用事あるんじゃないの?」

「いいのいいの。人待ってるだけだし暇だしね」

結菜ちゃんは無邪気な顔で笑ったが私がいいたいのはそういう事ではなく…

一人悶々と悩んでいると結菜ちゃんが「二人きりにしてほしかった?」と聞いてきた。

私は否定したけど、ある意味二人だけの方がよかったな…