部室に楽器や機材を運び込むと、時計の長針は三十分の位置をさしていた。
部活が始まる三十分前。
でも準備ができたら十二時から練習してもいいと先生には言われている。
私と愛美はとりあえずお弁当を食べに教室に戻る。
私の教室と部室に使われている教室は隣り合わせにある。
お弁当を食べていると先輩がドラムをたたく音が聞こえてきた。
「私…伊島先輩のドラム苦手なんだよね…」
愛美が肩をすくめて苦笑いをしながらつぶやいた。
伊島先輩のドラムは音がとても力強くて、よく響く。
「先輩の足でたたく大太鼓みたいのがなんか心臓に響いて…」
「バスドラ?うーん…先輩のは足にくせがあるからなぁ…」
「そんなのあるの?」
「へ?」
愛美に不思議そうに聞かれて私はびっくりした。
「気付かなかった?」
「全然」
私はその時気付いたんだけど、ドラムばかりを集中して見ていたからドラムの先輩全員を聞き分けていた。
「リオ成長したんだねぇ…
耳がドラムになれてる」
「そうかな〜?」
愛美に言われてちょっと照れたけどいい気分。
「でもたたくのはまだまだだけどな!
今はまだトン、テン…カン!だし」
愛美が自分で言って大笑いする。
「それを言うなぁぁぁぁぁぁ!!」
部活が始まる三十分前。
でも準備ができたら十二時から練習してもいいと先生には言われている。
私と愛美はとりあえずお弁当を食べに教室に戻る。
私の教室と部室に使われている教室は隣り合わせにある。
お弁当を食べていると先輩がドラムをたたく音が聞こえてきた。
「私…伊島先輩のドラム苦手なんだよね…」
愛美が肩をすくめて苦笑いをしながらつぶやいた。
伊島先輩のドラムは音がとても力強くて、よく響く。
「先輩の足でたたく大太鼓みたいのがなんか心臓に響いて…」
「バスドラ?うーん…先輩のは足にくせがあるからなぁ…」
「そんなのあるの?」
「へ?」
愛美に不思議そうに聞かれて私はびっくりした。
「気付かなかった?」
「全然」
私はその時気付いたんだけど、ドラムばかりを集中して見ていたからドラムの先輩全員を聞き分けていた。
「リオ成長したんだねぇ…
耳がドラムになれてる」
「そうかな〜?」
愛美に言われてちょっと照れたけどいい気分。
「でもたたくのはまだまだだけどな!
今はまだトン、テン…カン!だし」
愛美が自分で言って大笑いする。
「それを言うなぁぁぁぁぁぁ!!」



