「美亜のことも…隼くんのことも…」



ウソ……


どうして……結輝に……?



「俺…辛そうな美結なんて見てらんねーよ…」


「うぇっ……結輝……っ…」


結輝が…気にすることじゃないんだよ…


結輝に頼っちゃダメなんだよ…



わかっているのに……


結輝の悲しそうな目を見ると、涙は流れてくるばかり



「我慢しなくていいよ。泣けばいい。」


「うっ…うわあぁあぁぁあん!」


美亜と友達に戻りたいよ…


優との関係が壊れるのが怖いよ…


隼のことがまだ……




好きだよ…………



「うわあぁあぁぁあん!ゆい、きぃ…あた、あたし…怖いよぉ…!」



「うん…大丈夫だから。」


「弟に…結輝に頼っちゃダメなのに…ヒック…うえーん…!」



「なんでだよ?頼れよ!たった二人の兄弟だろ?なにかあったら頼ればいいんだよ!!」



「ヒック…結輝…」



ありがとう、結輝。


頼りないお姉ちゃんでごめんね…