届かない想い。




「前川さんの好きな人、矢田光輝とは…幼なじみなんだ。」



「えっ?」



隼と矢田が、幼なじみ?



「ずっと仲良くて、高校に入ってからもたまに連絡を取ってた。それで…竜王のことも知った」




り、竜王?


なにそれ…………



「竜王って言うのは、光輝の入ってる族の名前ね。で、光輝は今副総長。知ってる?」



副総長、それは美亜に聞いた


黙って首を縦に降った。

それを見た隼は話しを続けていく



「竜王の総長は、“山田剛史”。俺の先輩。」




山田剛史……


そこであたしは衝撃の事実を知った


「実はその先輩さ、美結のこと、気に入ってるんだ……」



「……………………はぁ?」



あたしのことを気に入ってる?

なにそれなにそれ!!
あたし、そんな人知らないよ?!


なんだか、今までの緊張が溶けた気がした




「俺と美結が遊んでるとき、たまたま見かけたらしい。で、前川さんが光輝に助けられて二人仲良くなっただろ?先輩は、美結と前川さんが親友なの、知ってたんだ…」




「な、にそれ…」

「先輩は前川さんに条件をだした。“光輝と付き合いたいなら美結と河合を別れさせろ。”って…」



意味わかんない……


どうして先輩にそんなこと言われなきゃなんないの?




美亜も…どうしてそんな条件飲んだの……?