「何で、そんなに真っ赤になんの?」


「べっ、別になってません!」



ハハっと笑って、ちゃんとした姿勢に戻す霧崎さん。




―――――びっくりした


初めて、和花って呼ばれた......。

それに、とても優しかった。



あんな表情されたら......、

赤くなるに決まってるじゃない。






ドキドキうるさい心臓を落ち着けているうちに、

口の中のしゅわしゅわソーダは、いつの間にか消えていた。