あわ玉キャンディ





「........っ!?」



ふっと目が覚める。


反射的に右横を見るけど、運転席に霧崎さんの姿はなくて。



時計を見ると、午後3時。


車に乗ったのが...、

確か午前11時半だったはず。



4時間弱も寝てたの?、私


ありえない。

ちょっとのつもりだったのに、確実に寝過ぎたよ!





ひとりきりの車内でうんうんと頭を抱えていると、コンコンとミラーを叩く音が聞こえて。


それは、霧崎さんだった。