―――――――――― ――――――――――― 「明日からしばらく、来れねぇから」 「え?」 脱いだ服を身に着けながら、そう告げる霧崎さん。 こんなことを霧崎さんから言われたのは初めてなものだから、びっくりするあたし。 「俺もいろいろあんだよ」 「......」 明日からいない、なんて... ものすごい違和感がある。 それだけ、霧崎さんがいることがあたしの生活の一部になってるんだ。 物寂しい気分になって、しゅんとテンションがガタっと落ちる。 寂しい、だなんて死んでも言えないけれど...