あわ玉キャンディ



――――――――――――
―――――――――――――



「........」


20分後。


朝ご飯が一通り完成して、リビングのテーブルに器をコトリと置いた。


あたしの即席朝ご飯。

わかめと豆腐のお味噌汁とご飯と野菜炒め。


腹減った、腹減った、ってうるさかったこの人には

ちょっと...少なすぎたかもしれない。


お箸を持って食べ始める霧崎さん。

無言で、黙々と。



...おいしくなかったかな?

自分的には不味くはないはずなんだけど...

もうちょっと凝ったもの作れば良かった。


「...不味いですか?」