「お待たせしましたっ」 楓が両手のひらを合わせて、謝りのポーズ。 もうとっくに他メンバーの女の子二人、あかねと百合。 あかねと百合は大学でも楓と同じくらい目立つ、二人だ。 そして青大生四人は揃ってる。 さすが青大生との合コン。 楓が集めたメンバーもダテじゃない。 あたしなんかで良かったのかな? そんなことを考えながら、空いたスペースに座った。 腰を下ろしふぅと息を吐き、目線を上げた瞬間。 あたしは、絶句した。 目が見開くのが分かる。 ――なんで......ここにいるの?