「俺も、楽しかった。また今度、会ってくれない?」 「...はいっ。」 ちょっと不安げな問い掛けに、微笑みながら返事をする。 別に、いいよね? やましいことなんて何にもないんだから。 あたし、 里内さんとは、すごく良い友達になれそう。 仲良くしたい。 「サンキュ。じゃ、またな。」 「はい、また。」 ひらひらと手を振って、里内さんは駅へと歩いて行った。