あわ玉キャンディ



「はい、まぁ...」


自分で言って、照れてしまう。

顔を少し赤くしたあたしを見て、里内さんが可笑しそうにクスリと笑った。



それからあたしと里内さんは日が暮れるまで、カフェで話しこんだ。

男の人なのに、友達みたいに喋りやすくて。

ダージリンティー2杯を飲み干したときには、もうすっかり打ち解けてた。


不思議。

あたしは極度の人見知りなのに。

こんなに男の人と喋ったのなんて、初めてかもしれない。




「うわ、もう七時半じゃん。.......そろそろ、帰る?」