「......どうしよ」 Tシャツは七分丈くらいになっちゃってるし。 スエットは長くて引きずっちゃってるし。 ま、いいか。 あたしはスエットをグっと引っ張って、浴室を出た。 「霧崎さんー...お風呂、ありがとうございました......」 リビングに戻ると、霧崎さんがソファで肘をついて座っていた。 声をかけたのに、びくりとも動かない。 顔を覗き込んでみたら、目を瞑っていて。 もしかして...、寝てる? あたし、お風呂長かった?