――――――――― ――――――――――― 「......ん...」 玄関に入るなりキスを落とされる。 壁に寄りかかり、精一杯応える。 いつもは切ない気持ちが付いて回っていたけれど、今は違う。 あたしと霧崎さんは、恋人同士なんだ。 もう、好きって言っていいんだ...。 今なら、死んだって幸せ。 それくらい、嬉しくてたまらない。