「ずばり行動すべし!」



「………はぁ?」



まるで決まったかのように武田、という人は指をさした。

行動?もうしたじゃないか。謝りに。てかこれ以上何もしなくていいから、帰らせてほしい。これが今の私の願いだ。


相手の人は、それはそれは眉間に皺を寄せて睨むかのように見る。



「シバちゃん知らないのー?反省の色は自らの態度で現すんだよ!」



「だーかーらー、お前話しの内容全くもってわかってねえ。俺はコイツ……このひ、人に!会いに来たんだろうが!」



「(今コイツ呼ばわりしたよね?したよね?)」



「えぇー!それだけー?」



「そ・れ・だ・け・だ!!」



それだけで充分です。寧ろ充分過ぎます。


コイツ呼ばわりは少し置いといて……未だに口論し続けるお二人。


もうよい子のチャイム鳴って何分経ったと思ってんだこの人達。いい加減帰りたいし……宿題やらないといけないのに…。



「……あ、あの……それじゃあ私はこの辺で…」



「Σあっ!ちょっと待とうよ!!今こいつにものの順序というヤツを教えてる所だからっ!」



「お前に教わる事なんかなんもねえ!!」



「ある!むちゃくちゃあるー!!」



「無いっつってんだろ!」




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