『紗季は何部に入るん?』 『空手部♪』 『ほんま? うちは 剣道やねん♪ 同じ武道やってる者同士 仲良くせーへん?』 そう言って 笑顔で聞く真里。 『もちろん♪』 この時、あたしは 真里とずっと昔から 仲良しだった気がした。 この時、真里に 出会ってなかったら 君にも出会って なかったんだね。